乗務員が人命救助により感謝状を受けました

005年1月13日、当社乗務員の渡邉(浩)が、印西地区消防組合から人命救助による感謝状を受けました。

2004年12月9日19時15分ごろ、白井工業団地発高柳駅行きバスを担当して始発の「白井工業団地」停留所を出発した直後、運転席の直後にお掛けになったお客様の息遣いがおかしいのに気づいてバスを停車させたところ、そのお客様は意識を失って倒れられ、一時的に心停止の状態に陥りました。乗務員は直ちに運行を中断、手持ちの携帯電話で119番通報すると共に、車内の他のお客様のご協力を得て必要な救命処置を行い、通報を受けて駆けつけた救急隊に引き渡しました。バスは20分ほど遅れて運行を再開、お客様は搬送先の病院で意識を取り戻され、順調に回復されているとのことです。

今回は、この迅速かつ適切な処置が人命救助につながったとして、担当乗務員の渡邉(浩)と、当時車内に居合わせ、倒れたお客様に乗務員と共に心臓マッサージを施した薮崎様の2人が感謝状を受けることになりました。
ちばレインボーバスをはじめ、京成グループのバス会社では、バスの運転技能、お客様への応対に加え、応急救護処置なども定期的な研修の中に盛り込み、不測の事態に備えています。実際にこうした緊急事態に遭遇した場合、冷静な対応はなかなか難しいものですが、今回は乗り合わせた他のお客様にもご協力をいただき、尊い人命を救うことができました。

こうした経験を糧に、今後とも安全に、気持ちよくご乗車いただけるバスを目指して努力してまいります。皆様のご利用をお待ちいたしております。

木下街道の渋滞緩和に向けた取り組みをはじめています

ちばレインボーバスが白井線を運行しております「木下街道」は、首都圏でも有数の渋滞ルートであり、渋滞に伴うバスの遅れにより、白井線をご利用のみなさまには大変ご迷惑をお掛けいたしております。
この度、特に渋滞のひどい船橋市法典地区(古作~馬込沢駅付近)の問題がNHKの人気番組「難問解決!ご近所の底力」で取り上げられ、2004年11月18日に放送されました。私どもちばレインボーバスも、渋滞が緩和される一助となれば、と番組の企画に全面的に協力し、また地元住民のみなさまの集まったスタジオ収録に総務課長の浅野がゲストとして参加し、渋滞問題の解決策についてともに議論を進めました。
右折レーンの増設、といった道路の抜本的な改良がすぐには難しい、という状況の中、「道路の渋滞は、流れ込む車を5%減らすだけで劇的に緩和される」「直進する車が右折する車に道を譲るだけでも、車の流れはスムーズになる」といった最新の研究結果をもとに、ちばレインボーバスでは地元住民のみなさまと協力して、小型バスを使用した地域内バス路線の開設など、マイカーの削減を目指した取り組みを進めていくことになりました。

番組中でも取り上げられていますが、通勤・通学時間帯に家族がマイカーで駅に人を送る「キッスアンドライド」は渋滞を引き起こす大きな原因であり、特に雨の日に道路に車があふれ、バスのダイヤが乱れる原因となっています。道路の渋滞が深刻でない地区でも、駅前ロータリーが「キッスアンドライド」のマイカーに占拠され、バスが進路をふさがれたり、所定の位置に着車することができずにダイヤが乱れるなどの影響が出ています。
道路が混雑する時間帯にはなるべくマイカーを避け、公共交通機関のご利用をお願いします。また、マイカーで駅前ロータリーへ乗り入れる際は、通行区分を守り、バス・タクシー専用エリアへの乗り入れや、バス停留所付近への駐停車(道路交通法により禁止されています)はおやめ下さい。